「自分だけじゃない」擦りやすい場面と事前に知っておきたいこと
擦ってしまうのは運転が下手だからではなく、カーシェア特有の環境やシチュエーションが重なりやすいからです。よくある場面と、事前にできる対策を把握しておきましょう。
立体駐車場・コインパーキングは特に要注意
タイムズカーは駅前や街中の立体駐車場、コインパーキングに置かれていることも多く、次のような場面でキズが発生しやすくなります。
- 狭い通路でのすれ違い・カーブ
- 高さ制限バーや支柱のそばを通過するとき
- 輪止めブロックや縁石に気づかずバックする場面
特に夜間や雨の日は視界が悪くなり、「いつもの感覚」で曲がったつもりでもボディやバンパーを擦ってしまうケースが目立ちます。初心者の方は、無理に狭い場所に頭から突っ込まず、いったん広いところで向きを変えてからバックで入れるなど、落ち着いて動くことが大切です。
バック駐車・縁石・ポールで起こりやすいキズ
擦りキズの多くは「低いもの」に対して起こります。例えば、
- 縁石や輪止めにバンパーの下を擦る
- バック駐車でポールにリアバンパーを当てる
- ミラーを畳み忘れて狭い道の障害物にぶつける
といったケースは、運転に慣れた人でも油断すると十分ありえます。見えにくい位置ほど、「ここは大丈夫だろう」と思い込まず、ゆっくり・こまめにミラーやバックモニターを確認する習慣をつけましょう。
乗る前のチェックは「自分を守る保険」になる
タイムズカーでは、利用開始前に車のキズや状態をチェックすることが案内されています。予約開始の約5〜10分前から解錠できるサービスタイムは無料で使える点検時間なので、必ず活用しましょう。
- ステーションに着いたら、周囲の安全を確認してから車に近づく
- 車の四隅(前後バンパー・左右の角)を一周し、キズやへこみを確認する
- タイヤ、ミラー、ライト付近もざっと目を通す
- 気になるキズがあれば、スマホで写真を撮っておく
- アプリや利用時アンケートで、既にあるキズを報告する
この「最初のひと手間」をしておくことで、自分が付けたキズなのか、もともとあったキズなのかが後から明確になり、トラブルの予防につながります。写真は自分を守る証拠にもなるので、毎回の習慣にしておくと安心です。
